CORPORATE GIFT MAGAZINE
永年勤続のお祝いに何を贈る?記念品の選び方・相場・メッセージ文例を担当者向けに解説
永年勤続のお祝いを任されると、「何を贈ればいいのか」「お祝い金と記念品のどちらが喜ばれるのか」「どんな言葉を伝えればいいのか」と、迷う場面が次々に出てきます。長年の貢献にふさわしい形で感謝を届けたいからこそ、相場やマナーも押さえておきたいところです。
この記事では、企業の人事・総務担当者に向けて、勤続年数別の相場、お祝い金と記念品の違い、のし・水引のマナー、そのまま使えるメッセージ文例、さらに男性社員・女性社員それぞれへのプレゼントの選び方までを一通り整理します。永年勤続のお祝いをめぐる疑問を、この一記事で解消できる構成にしました。
目次
- ■ 永年勤続のお祝いとは?企業が準備する3つの形
- ■ 勤続年数別のお祝い相場:金一封・記念品それぞれの目安
- ■ 渡し方のマナー:のし・水引・表書きの正解
- ■ 使えるメッセージ文例集:担当者が今すぐ使える言葉
- ■ 男性社員へのお祝いプレゼントを選ぶ視点
- ■ 女性社員へのお祝いプレゼントを選ぶ視点
- ■ 担当者が迷う「記念品か・お金か」問題への答え
- ■ HYACCAが永年勤続のお祝いに選ばれる理由
- ■ 担当者がよく迷う Q&A
- ■ まとめ
永年勤続のお祝いとは?企業が準備する3つの形
永年勤続表彰は、長年にわたって勤め上げた従業員の功労を称え、会社から感謝と慰労を伝える制度です。そのお祝いとして企業が準備するものは、大きく3つの形に分けられます。
- 賞与(金一封):現金という分かりやすい形で感謝を表すもので、使い道を受け取る側に委ねられる利点があります。
- 記念品:形として残る贈り物で、長年の貢献への敬意を品物に託せます。
- 特別休暇(リフレッシュ休暇):まとまった休みを贈ることで、心身を休めてもらうという配慮を示せます。
実際には、これらを単独で用意するより、組み合わせて贈る企業が多く見られます。「記念品のみ」のほか、「賞与と記念品」「特別休暇と記念品」といったセットにすると、感謝の伝わり方に厚みが出ます。自社の予算や式典の有無に合わせ、どの形を選ぶかを最初に決めておくと、その後の準備が進めやすくなります。
そもそも永年勤続のお祝いには、長く働いてくれたことへの感謝に加え、従業員のモチベーション向上や定着の促進という狙いもあります。だからこそ、形式的に済ませるよりも、相手に伝わる贈り方を意識したいところです。賞与・記念品・特別休暇のどれを選ぶにしても、「会社がきちんと見てくれている」という実感が伴うかどうかが、満足度を分けます。
勤続年数別のお祝い相場:金一封・記念品それぞれの目安
お祝いの金額は、勤続年数に応じて段階的に上げるのが一般的です。あくまで目安ですが、相場は次のように整理できます。

年数が上がるほど、記念品のグレードも金額も上がっていくのが基本です。業種や企業規模によって幅があるため、この目安をベースに、自社の予算と照らし合わせて調整しましょう。
相場はあくまで出発点です。金額の大小そのものよりも、勤続5年・10年・20年と段階が上がるごとにお祝いの内容も充実していく、という一貫性のほうが従業員には伝わりやすいもの。節目が進むほど報われる設計にしておくと、次の区切りへの期待にもつながります。
ここで多くの担当者が迷うのが、「金一封と記念品のどちらにするか」という点でしょう。税務の観点では、両者の扱いは大きく異なります。現金(金一封)は原則として給与扱いで課税対象になる一方、記念品(物品)は一定の条件を満たせば非課税で贈れます。
渡し方のマナー:のし・水引・表書きの正解
お祝いを渡すときは、のし紙のかけ方にも気を配りたいところです。水引は、結び直せる「紅白の蝶結び(花結び)」を選びます。何度繰り返してもよい慶事に用いる結び方で、永年勤続のお祝いにふさわしい形になります。

表書きは、目的に合わせていくつかのパターンがあります。一般的なのは「御祝」、勤続年数を明記する「祝 勤続20年」、記念の意を込めた「勤続20年記念」などです。受賞者や式典の雰囲気に合わせて選ぶとよいでしょう。
記念品とあわせて表彰状(賞状)を用意する企業も多くあります。表彰状は、受彰者名・本文・功績・日付・贈呈者名で構成するのが一般的な体裁です。渡すタイミングは、式典のなかで代表者が読み上げてから手渡す流れが定番になります。記念品と表彰状がそろうと、式全体の場が引き締まります。
のし紙のかけ方には、包装紙の内側にかける「内のし」と、外側にかける「外のし」があります。式典で手渡しするなら表書きが見える外のしが向いており、配送する場合は表書きが汚れにくい内のしが選ばれます。渡すときは、両手で正面を相手に向けて差し出すと丁寧な印象になります。こうした所作のひとつひとつが、贈り物の印象を高めます。

使えるメッセージ文例集:担当者が今すぐ使える言葉
メッセージを用意するときは、3つの視点を意識すると言葉が決まりやすくなります。
まず長年の勤務への感謝、次に具体的な功績への言及、最後にこれからへの期待。この順で組み立てると、形式的になりすぎず、相手に届く文章になります。避けたいのは、抽象的な称賛だけを並べることと、過度にくだけた表現です。
ここでは、表彰状・式典スピーチ・メッセージカードの3パターンで、それぞれ2例ずつ紹介します。
パターン1:表彰状の文言
例1
〇〇 〇〇 殿
あなたは勤続20年にわたり職務に精励され、その誠実な姿勢は多くの従業員の模範となりました。
ここに深く感謝の意を表し、表彰します。
(株式会社〇〇 代表取締役 〇〇 〇〇)
例2
〇〇 〇〇 殿
あなたは入社以来20年の長きにわたり、〇〇部門の発展に大きく貢献されました。
今後ますますのご活躍を期待し、ここに表彰します。
(株式会社〇〇 代表取締役 〇〇 〇〇)
パターン2:式典での代表挨拶スピーチ
例1(全社に向けた格式ある文体)
本日は永年勤続表彰式にお集まりいただき、ありがとうございます。
勤続20年を迎えられた皆さまの長年の貢献は、当社にとってかけがえのない財産です。
これまでの歩みに敬意を表すとともに、今後も変わらぬご活躍を願っております。
例2(受賞者本人へ向けた温かみのある文体)
〇〇さん、勤続20年おめでとうございます。
日々の業務はもちろん、後輩への細やかな気配りに、私たちは幾度となく助けられてきました。
これからも〇〇さんらしく力を発揮していただけることを、楽しみにしています。
パターン3:記念品に付けるメッセージカードの文言
例1(会社・組織全体から)
勤続20年、誠におめでとうございます。
長年にわたるご尽力に、社員一同、心より感謝申し上げます。
ささやかではございますが、記念の品をお贈りします。
例2(直属の上司・チームから)
〇〇さん、20年間お疲れさまでした。
いつも冷静な判断でチームを支えてくれて、本当にありがとう。
これからも一緒に働けることを、メンバー全員が喜んでいます。
文章を仕上げるときは、受賞者の名前や部署、具体的なエピソードを一言入れると、ぐっと自分たちの言葉になります。定型文をそのまま使うのではなく、固有名詞を差し替える前提で活用してください。
なお、メッセージの長さは伝える場面に合わせて調整します。表彰状は簡潔に、式典スピーチは聞き取りやすい長さに、メッセージカードは数行でまとめるのが目安です。どの場面でも、社内だけに通じる略語や、評価のように受け取られかねない数字の比較は避けたほうが無難でしょう。称える場であることを忘れず、前向きな言葉でまとめるのが基本になります。
男性社員へのお祝いプレゼントを選ぶ視点
男性社員へのプレゼントは、実用性を軸に選ぶと外しにくくなります。日常のなかで繰り返し使えるもの、「いいものを知っている」と感じさせる品格のあるブランドアイテム、そして名入れやロゴ刻印で唯一性を持たせた仕上げは、年代を問わず喜ばれやすい傾向があります。
勤続10年前後の層には、デスクや自宅で使える上質な生活雑貨が定着しています。毎日手に取るものだからこそ、質のよさが伝わりやすいのです。勤続20〜30年の層には、家族と分かち合える食まわりのアイテムも人気があります。一人で使う品から、家庭で囲める品へと視点を広げると、贈り物の幅が広がります。
具体的なブランドとしては、たとえば次のような選択肢があります。
AKOMEYA TOKYO〈アコメヤトウキョウ〉
米や調味料、食器など食卓を豊かにするセレクトが充実しており、家族のいる中堅〜ベテラン層にも喜ばれやすいブランドです。日常使いできる品が多く、贈り物として受け取った後も長く活躍します。

KONTEX〈コンテックス〉
薄手で速乾性に優れた「MOKU」シリーズをはじめ、上質な日本製タオルが揃うブランドです。毎日手に取るアイテムだからこそ品質のよさが長く伝わりやすく、年代を問わず使いやすい贈り物になります。

RIEDEL〈リーデル〉
創業265年以上の歴史を持つオーストリアのワイングラスブランドです。ブドウ品種ごとに最適なグラス形状を開発した先駆者として知られ、ワイン愛好家やソムリエから長年信頼を集めています。食卓に特別感を添える贈り物として、勤続20〜30年の節目にもよく合います。

名入れや刻印を入れる場合は、社名や勤続年数、日付やイニシャル程度にとどめると、日常でも使いやすく仕上がります。情報を詰め込みすぎると、せっかくの品が飾りにくくなってしまうためです。実用性と記念性のバランスを見ながら、さりげなく特別感を持たせるのがコツになります。
女性社員へのお祝いプレゼントを選ぶ視点
近年は、性別に応じて記念品を変える企業も増えています。一律ではなく、一人ひとりへの配慮が注目されるようになった表れと言えるでしょう。とはいえ、過度に「女性らしさ」を強調する必要はありません。品質やデザインのよさで選ぶことが、結果的に満足度の高い贈り物につながります。
女性社員へのプレゼントでは、日常で使えるライフスタイルブランドのアイテムが喜ばれやすい傾向にあります。スキンケアやバス用品は好みが分かれやすいため、普遍的に使える食器・キッチン雑貨・タオルなどのほうが、層を問わず選びやすい選択肢です。受け取る側が品物を自由に選ぶカタログギフトという手もありますが、好みに左右されにくい定番のアイテムを会社側で選ぶほうが、贈る意志が伝わりやすい場面もあります。
具体的なブランドとしては、たとえば次のような選択肢があります。
〈育てるタオル〉
使うほどふっくらとした肌ざわりに育っていく、独自の素材感が魅力のタオルブランドです。日本製の丁寧なつくりで品質の高さが伝わりやすく、勤続10年前後から上の層に幅広く喜ばれます。日常使いのアイテムだからこそ、手元に長く残る贈り物になります。

DEAN & DELUCA〈ディーンアンドデルーカ〉
1977年にニューヨーク・ソーホーで生まれた、食のセレクトショップです。焼き菓子やコーヒー、ダブルウォールグラスなど食まわりのアイテムが幅広く揃い、ギフトセットとしての見栄えも抜群です。食べ物や飲み物が好きな方への贈り物として、勤続年数を問わず選ばれています。

SAKUZAN〈サクザン〉
1987年創業、岐阜県土岐市を拠点とする美濃焼の陶器ブランドです。100種類以上の釉薬を組み合わせ、一点ずつ異なる表情に焼き上げた器は、日常使いできる美しさが魅力です。料理を盛るほどに映える器として、食にこだわる方への贈り物によく合います。

ここで意識したいのが、「一律の同じ記念品」と「バイヤーの目線でセレクトされたアイテム」の違いです。前者は手配が楽な反面、もらった側の印象には残りにくいもの。後者には、相手の暮らしを思いながら選ばれた品という温度があるぶん、受け取ったときの印象が変わってきます。
年代によって、暮らしの中心は変わります。勤続10年前後であれば自分の時間を充実させる雑貨やタオルが、勤続20〜30年であれば家族と使える食器やキッチンアイテムが、それぞれなじみやすい傾向にあります。相手の年代やライフステージを思い浮かべながら選ぶと、一律のカタログでは届きにくい配慮が形になります。
担当者が迷う"記念品か・お金か"問題への答え
「お金と記念品、結局どちらがいいのか」という問いは、担当者がもっとも迷うポイントです。それぞれに一長一短があります。
現金や商品券は、使い道が自由で実用的なため喜ばれやすい一方、原則として給与扱いで課税対象になり、形としては残りません。
カタログギフトは選ぶ自由度が高いものの、本人が自由に品物を選べる選択制の場合は課税対象になる可能性があります。
記念品(物品)は、一定の条件を満たせば非課税で贈りやすく、会社が選んだ「意志のある贈り物」として機能します。
難しいのは、「自由に選べる喜び」と「企業の意志が宿ったギフト」を両立させることです。自由度を優先すると課税の問題が生じ、会社が一品に決めると今度は好みに合うかどうかが気がかりになります。この折り合いをどうつけるか。ここに、記念品選びの工夫の余地があります。HYACCAは、まさにこの課題に応える形を用意しています。
現実的な落としどころとしては、記念品を主役に据えつつ、必要に応じて金一封や特別休暇を組み合わせる方法があります。形に残る品で会社の意志を示し、使い道の自由さは別の形で補う。こうすれば、両者の長所をいかしながら、課税の整理もしやすくなります。
HYACCAが永年勤続のお祝いに選ばれる理由
HYACCAが提案するのは、バイヤーが選び抜いたブランドアイテムを、会社が選んで贈るという形です。一律のカタログでも、ありきたりな名入れ品でもない一品は、それ自体が「企業の品格」を映す贈り物になります。
贈る場を整える工夫も揃っています。企業ブランドカラーに合わせたリボンやロゴ入りタグで包めば、自社らしい統一感が生まれます。

オリジナルメッセージカードの制作にも対応しているため、式典のスピーチとは別に、言葉を形にして残すことができます。お祝いの気持ちを、品物と言葉の両方で届けられるわけです。

さらに、eギフトに対応している点も強みです。住所を伺わずにメールやSNSで贈れるため、テレワーク中の従業員や地方勤務者、外国籍の社員にも届けられます。
選定から手配までを一括でサポートできるのは、創業10年で多くの法人と向き合ってきた経験があるからこそです。はじめての相談でも、進め方は複雑ではありません。予算・人数・贈りたい時期をお知らせいただければ、候補のご提案からラッピングや配送の手配まで対応します。稟議に使える見積もりの形でお渡しすることもできるため、担当者が一から調べる手間を大きく省けます。
担当者がよく迷う Q&A
Q. お祝い金(金一封)と記念品、どちらが喜ばれますか?
A. どちらにも利点があり、一概には言えません。お祝い金は使い道が自由で実用的ですが、形に残らず、税務上は給与として課税されます。記念品は条件を満たせば非課税で贈りやすく、会社の感謝が品物として残ります。両方を組み合わせる企業も多いため、予算と方針に合わせて選ぶとよいでしょう。
Q. 女性社員と男性社員で記念品を変えてもよいですか?
A. 問題ありません。むしろ近年は、一人ひとりへの配慮として性別や年代で内容を変える企業が増えています。ただし、過度に「らしさ」を強調するより、品質やデザインのよさで選ぶほうが満足度は高まります。迷う場合は、年齢を問わず使える食器やタオルなど、普遍的に喜ばれるアイテムが選びやすい選択肢です。
Q. 記念品に課税されることはありますか?
A. 記念品(物品)は、社会通念上相当な金額であること、勤続年数がおおむね10年以上であることなど、一定の要件を満たせば非課税で贈れます。一方、現金・商品券や、本人が自由に選べるカタログギフトは課税対象になります。詳しい判断基準は別記事で解説していますので、あわせて確認しておくと安心です。
Q. HYACCAに依頼する場合、どのように相談を始めればよいですか?
A. まずは贈る人数と勤続年数の区分、想定する予算をお知らせください。そのうえで、受賞者の年代に合うブランドアイテムや、企業ブランドカラーのラッピング、オリジナルメッセージカードのご希望をうかがい、最適なギフトをご提案します。eギフトでの配送相談も承りますので、遠方の従業員がいる場合もお問い合わせください。
まとめ
永年勤続のお祝いは、相場やマナーを押さえつつ、相手に合う記念品と言葉を選ぶことで、長年の貢献にふさわしい形になります。お金か品物かに迷ったときも、会社の意志が伝わる贈り物という視点を持つと、選択の軸が定まります。
記念品やメッセージカードのご相談は、HYACCAにお気軽にどうぞ。長年の貢献を、確かな形で届けるためのご提案をいたします。
